2026年10月20日 20:00
原作者来日イベント『アイスランドの「女性の休日」が絵本になるまで』に参加してきました。

日本語版のデザインを担当した絵本『本当にやる! できる! 必ずやる!:アイスランドの「女性の休日」』(ゆぎ書房)の原作者、リンダ・オウラヴスドッティルさんがアイスランドから来日されました。(日本語版の翻訳は、朱位昌併さんです。)

10月17日(土)、神保町のブックハウスカフェ(ブックハウスギャラリー)にて開催された来日イベント『アイスランドの「女性の休日」が絵本になるまで』に参加してきました。出演は原作者のリンダさん、聞き手は学校法人北邦学園理事長の佐賀のり子さん。ゆぎ書房の主催、駐日アイスランド大使館の後援によるイベントです。
リンダさんが「この絵本が日本に連れてきてくれた」と何度もおっしゃっていたことが、とても印象に残っています。会場には絵本『女性の休日』を持参された方も多く、スクリーンに大きく映し出される絵本のページにも感激しました。
前半は、アイスランドの暮らしやリンダさんのお仕事、これまでに手がけられた絵本などのお話。『女性の休日』については、絵本の専門家でもある佐賀さんの質問が素晴らしく、これまで気づかなかった視点をいくつもいただきました。お話は絵本の隅々にまでおよび、作中に登場する新聞の文字まで翻訳されていることにも触れてくださいました。実は、この新聞の文字は日本語版の制作時に私が一つひとつ日本語に描き変えた部分です。細かなところまで丁寧に見ていただけていることが、とても嬉しかったです。

後半はリンダさんによるライブペインティング。実際に筆を動かし、絵ができあがっていく様子を間近で拝見できたのは貴重な体験でした。制作の合間にはラフスケッチも手に取って見せていただき、さまざまなバージョンから完成までの試行錯誤が伝わってきます。参加者からも次々と質問が寄せられ、会場は終始、活気にあふれていました。
画材についてのお話も興味深く、日本の画材の豊富さに触れながら、来日中に購入されたホルベインのガッシュ(不透明水彩絵の具)を使って制作されていました。ガッシュは乾いた上から色鉛筆などで描き加えやすいこと、黒い絵の具は色がくすまない程度に使うことなど、リンダさんならではの制作のお話を伺うことができました。

最後はサイン会。絵本を手に並んでいらっしゃる方々の姿を見て、日本語版のデザインに携わった者として、とても嬉しく感じました。サイン会の終了後には私もリンダさんにご挨拶し、サインと記念写真をいただくことができました。日本語版のデザインについても嬉しいご感想をいただき、本当に光栄でした。
「この絵本が日本に連れてきてくれた」というリンダさんの言葉が、今も心に残っています。一冊の絵本が国を越え、人と人をつないでくれること。そして、その絵本の日本語版制作に携われたことを、改めて幸せに感じた一日でした。
ブックデザインのページに、本書のデザインの詳細も掲載しております。
ご興味のある方は、下記のリンク先もぜひご覧ください。
●翻訳絵本『本当にやる! できる! 必ずやる! アイスランドの「女性の休日」』日本語版ブックデザイン(表紙・本文デザイン)
こちらのブログページには、実物の写真も掲載しております。
●日本語版のブックデザインを担当した『本当にやる! できる! 必ずやる!:アイスランドの「女性の休日」』(翻訳絵本)が出版されました。